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目からウロコ充実の2泊3日 蔵王乗馬合宿④

更新日:2023年7月18日

先日開催された「FRC乗馬合宿in宮城蔵王 」の参加者の声が寄せられました。FRCの活動についてご覧ください。


蔵王乗馬合宿 2023年7月8日(土)~10日(月)

池田知子 東京都


 宮城蔵王の山の中にある「ホワイトストーンRC」の周辺は、まだ紫陽花の青色が鮮やかでした。雑木林から杉林、赤く色づいたスモモの果樹園やトモウロコシ畑、野生ベリーがあちこちに実る里山や草原を走り回る外乗は爽快そのもの。上り坂はほぼ駈歩で進み、自分が風の一部になる気分を久しぶりに味わいました。


 長年ブリティッシュで乗ってきたため、ウェスタンの注意点が頭に入らず、正直なところ戸惑いました。え? 鐙を前に蹴り出すの? 手綱は片手? そんなに後ろに座っていいの? いろいろ「?」を抱きつつ駆け出してみれば、なんと抜群の安定感でした。馬たちは道産子(北海道和種)や道産子とアラブやハフリンガーのミックスですが、足腰が強く舗装された硬い道をモノともせずに駆け抜けます。梅かアンズの黄色い実が路上に大量に落ちていても、ヒヤリとしたのは人間だけでここの馬たちは全然平気でした。


 3つのコースを走りましたが、長いものだと10kmくらい、森の中をクランクのように小回りしたり、草原で馬たちを放牧したり、珍しい体験もできました。


 特筆すべきはこうした外乗の様子を先導するオーナーの西田和之さんとスタッフの方がたくさん動画に収めてくださったことです。片手手綱のウエスタンならではなのでしょうが、走る馬の上からスマホで撮影するのは大変だと思いますし、その分とても貴重です。外乗で駈歩をする自分の様子を動画で見ることができたのは初めてで、感激しました。どんな風に乗っているの?と時々聞かれるのですが、今後はこの動画を見せることができます。


 外乗の素晴らしさに加えて、この合宿の初体験は裸馬に乗ることでした。ハミも鞍もつけていない馬の背中で一回転する「風車」や膝立など、まるでスポーツ少年団の子どもたちがやっている軽乗のようです。これも「人生100年時代」の後半戦に入っている人間がやらせてもらえたのは得難い経験でした。馬との距離の取り方を学ぶグラウンドワークも面白く、これから馬と向き合う上で生かしていきたいと思いました。


 体幹の鍛え方、落馬時の受け身の取り方、背中の筋肉の使い方なども勉強になりました。裸馬に飛び乗りをした際、肋骨を馬の背に打ち付けてしまったら存外の痛さで、馬の背中の強さを痛感することになりました。肋骨が治ったら、教わった体幹トレーニングをしっかりやろうと思います。


 ホテルの温泉とご馳走にも癒され、大変充実した合宿でした。準備・指導してくださったFRCの田中雅文さん、蔵王の皆さん、そして真面目で友好的でパワフルな馬たち(ケ・セラ、エルドール、ゼファー)に感謝です。



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