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スペイン・アンダルシアツアー体験記

先日開催された「スペイン・アンダルシアツアー」の参加者の声が寄せられました。FRCの活動についてご覧ください。


2024年11 月13日(水)~ 20 日(水) 湧井まいこ

スペイン、アンダルシアは学生時代に2度長期滞在したことがあり、その人々と文化に魅了された思い入れの深い土地。この地での乗馬は出発前から私にとっては特別な旅でした。



羽田からロンドン経由マドリードへ。マドリードからはAVE(新幹線)でセビリアに移動。車窓からの乾いた緑の大地と強い日差し、差し入れられたcare con leche (スペインのカフェラテ)の味は大好きなスペインを思い起こさせてくれました。


セビリヤ到着後にはヘレスの王立馬術学校へ。ウィーンのスペイン乗馬学校は有名だが、こちらが本家。とても穏やかな所がスペインらしく微笑ましくもあり、馬ファーストか完成度ファーストかの国民性も垣間見れた気がしました。 また、アリーナ中央に置かれたスペイン国旗とアンダルシア州旗には、バレンシアの洪水犠牲者への喪章がつけられていたのが印象的でした。


翌日から馬旅がスタート。初日の人馬マッチングを経て馬旅へ出発すると、洪水の影響もあり通常とは異なるコースへ。馬と乗り手の相性やレベルを見ながら、牧場主イグナシオさん自慢の景色を巡ります。 途中、いくつもの大きな水溜まりやぬかるみを人馬がお互いに協力して突破。少しずつ信頼関係を築きます。山頂から見る雄大な水平線やアンダルシアの大地に沈んでいく夕日。すっかり暗くなった村を馬で闊歩したり、暗闇の長いトンネルを抜ける際の馬達の足音等、馬との時間を五感で楽しむことができました。


今回の旅で一番印象深かったのは、日常に馬がいるスペインの暮らしを垣間見れたこと。スペイン時間の遅くて長いランチやディナーでのおしゃべりやギターと歌の時間。食事会場のイグナシオさんのハンティングのための別荘や、お屋敷を改装したホテル。ふつうの観光旅行では絶対に行くことができない場所での体験でした。


参加者の皆さんはとても気さくで、おおらかな方々ばかり、旅を更に楽しくさせてくれました。


【追記】 私とロンドンから参加した友人は、当初からツアーを3日延長し、他を回る予定でした。ちょうどセビリヤで馬の祭典SICABが開催され、ツアーを一緒にまわってくれたベロニカさんが出場するとのこと。予定を変更してイグナシオさんの招待で会場に伺いました。ドレッサージュや障害だけでなく、サイドサドルや馬の動きや体つきを評価する審査会など、日本では見ることができない競技と沢山の馬達が会場を行き交う場に興奮の1日を過ごしました。スペイン中の馬具屋さんも集結していて、お財布もかなりの興奮状態になりました…。

                               2024年11月23日(土) 


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