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外乗と流鏑馬体験 参加体験記 

先日開催された「紅葉台木曽馬牧場 外乗と流鏑馬体験」の参加者の声が寄せられました。FRCの活動についてご覧ください。

2024年6月8日(土)~9日(日)

岩佐 祥子 東京都


 多くの観光客が訪れる河口湖も、湖から離れて位置する鳴沢は静か。紅葉台木曽馬牧場の外乗コースは緑にあふれ快適でした。


 和鞍と和鐙の馬装での乗り方を教えてもらいました。通常の騎乗とは違う筋肉を使うためか、筋肉痛もいつもと違う箇所でした。


 和鞍にも舌長と称される和鐙にも様々な工夫が凝らされていました。底が厚い乗馬用靴でバランスを崩して滑り落ちそうになったので、靴下を二重にして試すと足裏全体を感じることができました。本来はわらじ、または足袋を着用する由、身をもって納得しました。旅の仲間たちとは、地下足袋などもよいかもと話が盛り上がりました。


 弓射も弓道と異なるもので実戦的です。様々な動作を途切れなく行うのは大変です。スタッフの皆さんが馬に付き添ってくれるので速歩騎射も体験できました。


 和馬装の騎乗、騎射と、入り口のわずかな一部を拝見し経験させてもらえました。その奥深さは、紅葉台木曽馬牧場代表の菊地幸雄氏の話からも感じられました。伝統と技を継承して広めていくため、昨年から始められた笠懸競技会は今後も開催していくそうです。


 馬上での様々な動きが求められる戦闘、そして農林水産業をはじめ多くの産業、生活の現場で働いてきた馬たち。日本の馬とふれあい騎乗する経験は得難いものでした。


 小柄でずんぐりしているとよく言われますが、胸は分厚く、熟練者が乗ると時速60㎞で走る馬もいるそうです。実際に、騎射のデモンストレーションでは疾風のごとく駆け抜けていきました。もっと知りたい、もう少し体験したいという思いが強くなっています。秋の外乗コースは紅葉に染まるのでしょう。


 楽しみにしていたツアーでしたが、急な腰の不調で騎乗は無理かと覚悟して、見学だけで

もと参加しました。菊地さん、スタッフの皆さんのご配慮、FRC代表の田中雅文さん、旅の仲間の皆さんのご厚意と支えですべてのプログラムに参加できました。感謝いたします。





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