概要
フリーダム・ライディング・クラブ(FRC)は、乗馬を通じた国際交流のための同好会です。
自然に優しい馬の旅をみなおし、世界の文化を学ぶユニークな旅を手作りし、世界に馬乗りの友情の輪を広げることを目的としています。
国内では山梨県小淵沢町を活動の拠点とし、野外騎乗(外乗)とエンデュランスに取り組んでいます。
1995年の活動開始以来、会員になっていただいた方は600人以上。10か国以上をツアーで訪れ、現地の人々との交流を続けながら、多くの事を学んできました。
2014年からは、かねてから要望の多かった海外の乗馬愛好家を日本に迎える活動も始めました。日本での外乗を通じ日本の文化を体験してもらおうという企画です。
FRC小淵沢を拠点に八ヶ岳南麓の外乗を楽しみながら、馬上から美しい景色と日本人の生活を見、和食、温泉、茶道、陶芸体験などを楽しんでもらっています。
「馬と共に世界を駆けよう」をモットーにスタートしたFRCに「馬と共に世界を迎えよう」がモットーに加わり、相互国際交流時代のスタートです。
八ヶ岳南麓での外乗、クリニック、エンデュランス、訪日外国人客の活動について
設立の趣旨
ブリティッシュだウエスタンだと形にこだわらず、自由に馬に乗ろう。
世界には国の数どころか、民族・文化の数だけ馬の乗り方もあるのだから。
狭い日本の、それも乗馬クラブの柵の中だけではなく、世界各地の野山や海辺を自由に駆け回ろう。
クラブ名「フリーダム・ライディング(Freedom Riding)」の由来について
フリーダム:「自由」、ライディング:「馬などの乗り物に乗る」。
まさに、その名のとおり。ここまではクラブの設立趣旨にも謳ったとおりであり、容 易にご想像できることでしょう。
しかしこのフリーダム・ライドという言葉は、もう少し由緒があるのです。 1960年代後半にアメリカで盛り上がった公民権運動。交通機関における人種差別を 撤廃させるために、示威行動として米国南部の諸地方にバスなどで押しかけた運動が フリーダム・ライドでした。そしてフリーダム・ライドに参加した人々が「フリーダ ム・ライダー」と呼ばれたのです。
我々現代のフリーダム・ライダーたちは、バスや四輪駆動車などではなく、あえて 馬に乗り、馬でしかいけない野山はもとより、車で占領されてしまった街中の道も、 馬で歩けるようにしよう。同じ志を持つ者は、人種・性別・年齢を問わず皆仲間とし て、世界中に馬乗りの友情の輪を広げようというのです。